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多摩平の森(第二期)自然公園実施設計  
■The International Awards for Liveable Communities Environmentally Sustainable Project
  Built部門銀賞(2008)
■ランドスケープコンサルタンツ協会CLA賞 一般部設計部門優秀賞(2009)


 
担当:白井浩司 高橋彩 八色宏昌
 
   
   

 本設計は都市機構が建替事業を進める多摩平団地内にある『自然公園』と呼ばれる既存の森の再整備設計である。森の整備は平成8年から学識者、居住者、都市機構、日野市、造園コンサルタントで構成された森の研究会・ワークショップなどでその方針を探ってきた。

  本設計ではその成果を踏まえ、森の歴史を伝え、守り・育て・活かすための整備を行った。
この森は団地の森なので団地外からの森の入口を限定し、無秩序な利用を防ぐ計画とした。団地外からの森の入口にはゲートを設置し、大切な森を守る結界の役割を持たせた。森内の園路は、生活動線と自然観察・散策を兼ねた園路計画とし、踏み分け道が森の活力障害や景観を阻害しないようにした。園路は車椅子が利用できる幅員とし、夜間の安全利用のためフットライトを設置した。

  森の適正利用を図るため、南側半分を保全ゾーン、北側を活用ゾーンとした。

保全ゾーンは園路利用の自然観察・散策ゾーンとし、モミ林はモミの実生保護を目的に、立ち入り禁止柵を設け、モミ林内の散策は木道利用とした。

活用ゾーンは林床での休憩・遊びが可能なゾーンとし、野外卓と丸い自然石を配した。丸い石は草の広場の中心に置き、森のオブジェを兼ねた、森にふさわしい遊びの装置とした。
園路沿いには森の歴史やエピソードを紹介するサインや自然解説板を設け、森に親しめるようにした。

この森は大正11年に”御料林”として造林されたもので、その後、カナダ合同教会を経て、多摩平団地の建設時(昭和32年)にその一部が保存されたものである。

 森はヒノキ林、カツラ林、モミ林、アカマツ林の4つの林で構成されているが、モミ林は都内でもめずらしいモミの群生林となっており、学術的にも貴重な森である。

  また、カナダの故郷を思わせる美しい森だったこの地に、カナダ合同教会の農村伝道学校を設立したストーン牧師は、のちに洞爺丸の海難事故で亡くなるが、三浦綾子氏の小説「氷点」のなかに登場する牧師のモデルとなっていることでも知られている。

 

 
 
 
所在地:東京都日野市多摩平4丁目
発注者:都市再生機構 東日本支社
設計年度:平成16年4月〜平成16年7月
規模:約1.1ha
 
 
 

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