現代中国の都市「西安」は、唐の時代には「長安」と呼ばれ、東西文化の交流拠点として国際性豊かな文化が花開いた都市である。
大唐芙蓉園は唐時代の歴史・文化をテーマに、
@盛唐文化の優れた外交・宗教・技術・芸術などを 現代に伝える
A様々なテクノロジーにより新しい体験ができる
B見て、触れて、感じることができる演出と参加性の高い場づくりを計画目標とした。
公園は中央の大池を取り囲むように、10の文化区と3つのゾーンで構成されている。公園の計画・設計は潟^ム地域環境研究所を中心に日本の造園コンサルタント6社が協働で設計を行った。
当社は全体計画と外交・女性・道教・飲食・歌舞・詩歌・仏教・民間の各文化区の計画・設計、および担当区の設計監理を担当した。
全体計画では、60haというスケールを活かしたダイナミックで、ドラマチックなランドスケープの骨格づくりと、驚きや発見のある回遊性、選択性に富んだ動線計画の立案、および全体に統一と調和を生み出す舗装、施設、植栽のディテールデザインを行った。
各文化区の計画・設計ではそれぞれのテーマ即して、経済発展を続ける中国の「現代性」の表現と、来園者の「参加性」が喚起されるような空間設計と施設設計を行った。 |